サッカー日本代表対ヨルダン代表

昨日はテレビで日本代表の試合を見た。試合を見ていると、どうしてもサンガの試合と比較してしまう。

例えば遠藤が自陣で前を向いてボールを持った時。代表だとワラワラと周りの選手が寄ってこない。それぞれ適切に距離をとっていて、遠く前線の方では前の選手が相手DFと駆け引きを繰り返している。それを見て、どうしてそんな遠くでやるんだもっと寄って来いよパス出せないじゃないかと思ってしまう。そんでパスを相手にカットされようものなら、ほらみたことか!そんな遠目のパス通るわけないじゃないか!と野次るのだ。カットされた後だって密集してれば他の選手がすぐカバーに行けるのに、もっと周りの選手寄って来いよと思ってしまう。

密集サッカーの弱点なんて、身にしみて良くわかってる。サイドチェンジに滅法弱いし、突破力のあるFWあたりに逆サイドに突っかけられて一発カウンターを食らいやすい。去年何度も何度も泣きながら見たシーンだ。この前の富山戦でも味わったばかりだ。それでも反射的に考えてしまう。もっと集まって来いよと。

しまいには、テレビの前で駒井を出せと言い始める。ロスタイムには三平が恋しくなる。この前加入したばかりの選手なのに。久保のミドルシュートが、原の強引なプレーが、宮吉のオフサイドが、サヌの笑顔が脳裏に浮かぶ。工藤のふんわりスルーパスが、山瀬のボールキープが、ヒロキの神出鬼没さが、秋本のファールまがいのスライディングが、安藤のクロスが、福ちゃんのカバリングが、バキの安定感が、染谷の気迫が、酒井のヒゲが、オスンフンの弾丸ゴールキックが、やっぱり見たいのだ。もはや代表関係ない。