比叡山インターナショナルトレイルラン2017を走りました

今年もやってきました、比叡山インターナショナルトレイルラン。僕は初めてのトレランレースだった2015年の第1回大会去年の第2回に続いて3年連続の出場です。

今年は6月にSanDiego100という100マイルのレースにエントリーしていて、約1ヶ月前の力試しの機会。ただ、僕にとって比叡山は最初のトレランレースであり、特別な思い入れのあるレースなので、単なる100マイルのための通過点にはしたくないと思っていました。

また去年のハセツネ以降、どこか不完全燃焼なレースが続いていました。トレランを始めた頃はとにかく完走という目標に向かって必死に走ってたのに「まあ完走はできますよね」という感じになってきて、全力で全て出しきって最後まで走りきるというような目標設定が難しくなっていました。

それで去年のハセツネは序盤から思いっきり突っ込んでみたんですが、案の定途中でペースダウンしてしまい、ラスト10kmは全力で走れたものの時既に遅し。その後のMount Chopも東山三十六峰も普通に走ったという感じで、今ひとつ燃えきれませんでした。

これじゃいかん。比叡山は特別なレースです。もっとこう、心の底から燃え上がるような、持てる筋力や持久力や精神力の全てを出し切れるような、もう一度そんなレースにしたい!

目標

というわけで、今年の比叡山のテーマは「全てを出し切る」ということにしました。出し切れたかどうか、レース中にどこかで辛くなって手を抜かなかったかどうか、それは自分が一番よくわかります。自分に対して嘘をついて誤魔化すことはできません。自分に言い訳をして最後まで手を抜かない、全てを出し切るレースにしたい、そう思いました。

具体的な目標タイムとしては「8時間30分」にしました。去年が9時間4分だったので、去年から30分以上短縮したいというのがその理由です。でも、目標タイムというのは難しいです。フルマラソンのサブ4やサブ3みたいな確立された基準もなく、その日の天候やトレイルの状況等によってタイムも大きく変わってきます。

なので目標タイムはあくまで目標とし、タイムが達成できようができまいがとにかく出し切ろうということを心に誓いました。

スタート

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当日の朝起きると外は大雨。第1回大会は気温が30度を超える灼熱地獄、第2回大会は曇り空で気温も高くない走りやすい天候、そして今年は雨という、毎年違ったバリエーションで飽きさせない演出が心憎いです。

雨のトレラン大会、最初はすごく嫌だったんですが、今回はちょっと楽しみでした。比叡山って普段からよく走りに来るんですが、わざわざ練習で雨の日を選ばないから雨の比叡山走ったことなかったんです。泥んこの比叡山走を楽しもう、そんな前向きな気持ちでスタート地点に向かいました。

今年も第2ウェーブでのスタートです。最初に50マイルの選手が、その10分後に第1ウェーブの選手がスタートし、その20分後のスタートでした。第2ウェーブだし前の方に並ぼうと思ったら思いの外前の方に行ってしまって2列目に。

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スタートして東塔までは鏑木さんの先導。先導のためゆっくりなペースとは言え、目の前で鏑木さんの走っている姿が見れて嬉しかった。そのままトレイルに入る箇所で鏑木さんに見送られて、大比叡を目指します。スタート2列目に並んだおかげでトレイルに入っても渋滞はなく、第2ウェーブの先頭集団の後に付けて順調に登っていきました。

前半20km

大比叡を過ぎてからの下りでは、先頭集団が結構早くて段々前との間隔が空いていきます。さすがに序盤も序盤なのであまり突っ込みすぎないように気をつけながらも、下りのトレイルを順調に飛ばしていきました。

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水飲対陣跡の手前あたりでふと、自分の周りに誰もいないことに気付きました。第2ウェーブの先頭集団が先に行って、第2集団との間にエアポケットが生まれているような状況。このあたりは普段よく走っているコースです。1人きりでお馴染みのトレイルを走ってると、いつもの練習みたいでリラックスして走れました。この不思議な状況が楽しくてあっという間に駆け抜けました。

比叡アルプスの登りに入ってからは前後の間隔も詰まって前の人についていく形に。この辺りから第1ウェーブの後ろの方の人達に追いついたので、追い抜ける箇所で前に出つつ登っていきます。

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ここまで結構順調で目標タイム通りに進めていたのですが、第1エイド手前の一回谷に降りてまた登る急坂で渋滞が発生。谷底で良い休憩になりますね、なんて前後の人と話しながら5分くらい待っていましたが、時計を見ると目標のペースからは少し遅れ気味。ちょっとまずいなと思いながらじっと待ちました。

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第1エイドに着いたのはスタートから1時間40分後。目標タイムからは10分遅れていました。水もあまり減ってなかったのでバナナとクリームパン食べて、常田さんに声かけてもらって、コーラを飲んですぐに出発です。

ここからは走りやすい区間も多く坂本への下り基調のトレイルを快調に飛ばして行きたいところでしたが、第1ウェーブの選手が前に詰まっているので後ろについて追い越しての繰り返し。少し遅れ気味だったので石段の下り区間に差し掛かっても脚へのダメージをあまり考えずにぐんぐん下って行きました。

坂本からは前半最後の大きな登りへ。比叡山高校のグラウンドの手前で天使の羽根が生えた看護婦さんがレッドブルを振る舞っていたので一杯もらいました。ここの登りは急な箇所も多く厳しい登りなんですが、普段からよく来るコースで何度も何度も登ったので、最近はもうあんまり苦手意識もありません。最初の頃はあんなに辛かったのに。もちろん今も辛いんですが、知ってる辛さというか「まだ登るの?」みたいな感覚がなくて「ああココ辛いところね、知ってる知ってる」みたいな、辛いことを受け入れられるようになっていました。

第2エイド

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第2エイドではお馴染みの鶴喜そばを堪能。毎年いただいてますがここで食べるそばまじでうまい。毎年おかわりしてうどんも頂いてしまいます。

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エイドを出発したのが3時間16分。目標からは6分遅れでした。スタート時点には結構降ってた雨もこの頃には気にならないくらいの小雨に。ここまでは快調。そこそこ頑張れてる。勝負はここから。

去年もせりあい地蔵までは頑張れました。せりあい地蔵までの横高山の登りは、頑張らないと登れないから、嫌でも頑張れる。でもそこで、一回気持ちが切れてしまうんです。せりあい地蔵を超えて、横高山と水井山の壁みたいな急登を超えた頃に、一回やりきった感を感じてしまう。そこから滝寺までが一番気が緩むポイントです。そこで踏ん張れるかどうか。

やるしかない。根本中堂を出て、延暦寺エリアから京都一周トレイルのコースに入り、清龍寺への下りの分岐に差し掛かったところで一段ギアを上げ、下りの林道を突っ走りました。

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せりあい地蔵を目指して

横高山の登り口は、第1回の時に熱中症で倒れた思い出深い場所です。ここに来るたびあの時のことを思い出します。今回もそう言えばと思い出し、塩熱サプリを3粒噛み砕いて登り始めました。

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登り慣れて苦手意識の無くなった坂本から比叡山への登りと違って、ここ横高山への登りは何度登っても本当にしんどい。とにかく単調。ずっと同じような斜度で、ずっと同じような景色で、トラバース気味に行ったり来たり。こういう単調な辛い登りが続く時は何か楽しいことを考えたり、意識を別のことに持って行けると楽なのでできるだけ他のことを考えたいけれど、全く考えられません。すぐに脚や腰の痛みや悲鳴をあげる肺や吹き出す汗に気持ちが持って行かれる。辛い辛いという思考に支配されてしまう。1番から始まって15番でせりあい地蔵に着く看板の表示も、あんまり見たくないのにふと5番とかが目について嫌な気持ちになる。まだ5番かよ...みたいな感じでとにかく体も心も持って行かれる。

そんなしんどい登りだけど、登りきるとご褒美が待っています。せりあい地蔵の施設エイドは毎年賑やかで、近づくとカウベルの鐘の音と大きな声援が聞こえてきて、一気にテンションが上がります。

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今年は登りきった所でいちごちゃんに写真を撮ってもらい、携帯コップを取り出してコーラをもらい、丹羽さんにボトルに給水していただいて、メロンやオレンジを頬張って堪能しました。ここまで26kmが4時間30分。目標タイムからは10分の遅れ。清龍寺の下りなんてかなり頑張って飛ばしたはずだけど、なかなか目標のペースに追いつけません。

横高から大尾山

横高山と水井山の山頂手前の壁みたいな急登を2つ超え、中だるみしがちな区間に突入です。そろそろ疲労が溜まってきて重い脚に下りの衝撃が堪えます。ゆるい登りもついつい歩きたくなる。周りのランナーも登りの途中に休憩している人がちらほら出てくる頃です。自分も止まりたい誘惑と戦いつつ、淡々と進みます。

横高山で溜まった疲労でどうしても脚が重く、やっぱりスピードは出ない。それでも走れるところは走るし、止まって休憩するのだけはやめよう。最低限踏ん張って、滝寺過ぎてから攻められるように周囲から遅れないように、人に抜かされたらできるかぎり付いていこうという方針で進みました。

やっぱり攻められず中だるみしたかなと思った区間ですが、後からStravaで振り返ってみると、仰木峠から大尾山も、大尾山から滝寺も、どちらの区間でも一応プライベートベストが出ていました。劇的に早くなったわけではないけれど、少なくとも去年よりも早かった。がんばりました。

滝寺を超えて

しかしそれでも、滝寺到着が5時間40分。目標ペースからの遅れは14分に広がっていました。去年のタイムと比べても10分早いだけ。去年からは30分縮めたいのに、がんばってもがんばっても縮まらない。目標タイムの設定をミスったか。無謀なタイムを設定してしまったんじゃないかと思い始めます。

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滝寺の私設エイドで頭からシャワーの水をかけてもらって、コーラをいただいて、ガンバフンバの掛け声にあわせてポーズを決めていざ出発。ここからは舗装路の登りです。

ここの舗装路は晴れてると直射日光が当たってめちゃくちゃ暑いんですが、今日は幸い曇り空。パワーウォークでガシガシ登っていきます。しんどいけれど、トレイルの登りに比べれば傾斜は緩やかで、いいペースで進めています。このままの勢いで第3エイドまで飛ばしていこうと思った所で現れた迂回路が曲者でした。このレースのために急遽切り開かれたという迂回路は、なかなかの急登。短いパートでしたがしっかり脚に堪えました。それでもこの辺りから何故か気持ちのスイッチが入って、苦手な登りにも関わらず誰にも抜かれませんでした。

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そのままの勢いで第3エイドに突入。6時間50分。ペース表を見ると目標ペースからの遅れが5分に縮まっていました。やっと縮まってきた。これは行ける。もうペース表は見ないで突っ走ろう。そう考えてジェルを入れ替えるついでに用意していたペース表をバッグの奥にしまいました。さあ行くぞ!

舗装路と林道だけ速い奴

トレイルランナーとしては恥ずかしい限りなのですが、僕は下りの舗装路や林道が得意です。登りは追い抜かれてばかりだし、テクニカルな下りは腰が引けて足さばきもうまいわけではありません。でも、舗装路や林道の下りはあんまり脚の筋力関係なく、重力にあわせて脚を回転させていれば早く走れるのです。

ここ第3エイドからの舗装路の下りは、全コースの中で最もスピードの出る区間。ここが僕の勝負どころです。キロ5分を超え、早いところではキロ4分半のペースでかっ飛ばしました。どんどん周りのランナーを追い抜いていけるので更にテンションが上がります。下りの衝撃や膝へのダメージなど一切気にせず、とにかく突っ走りました。

下りきって残り9km。目標の8時間半を切るには全コース通じてキロ10分12秒のペースを超える必要がありますが、この時点で時計は初めて10分12秒を超え、10分ちょうどくらいのペースになっていました。行ける行ける行ける。私設エイドでちそジュースをいただいて、和太鼓の応援を背に、横川への登りに挑みます。

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ここから横川への登りは、坂本や横高山や最後の登りみたいな派手さはないものの、地味にしんどいんです。他の箇所のような急登がないものの、琵琶湖展望台までのトレイルはかなり登りごたえがあります。もう40km走ってきてさすがに脚の筋肉の在庫が尽きかけた状況。息を切らせながらなんとか食いしばって登ります。全部出し切るんだと自分に言い聞かせて前へ前へ。琵琶湖展望台でアイスコーヒーをいただいて、いよいよ横川エリアへ。

ここの石の階段がまあしんどい。今回のレースで一番キツかったのはここなんじゃないかというくらい辛かった。鉄の手すりにしがみついて腕の力も総動員して登っていきました。

エイドの手前では野田さんがハイテンションで迎えてくれて、エイド前のトレイルへ。このエイド前のトレイル、毎回何でこんな所通されるんだ!と思ってたけど、今年は野田さんが待ってると思ったら足取りも軽く登りも小走りで駆け抜けました。

ゴールへ

横川のエイドを出たのが7時間40分。目標の8時間半まであと50分。残り5kmなのでちょうど1キロ10分のペースで進めば目標達成です。あとは3kmの林道の下りと2kmの登り。目標達成はギリギリのライン。痺れる展開です。

エイドを出て林道へ折り返すところで野田さんと2度めのハイタッチ。その瞬間、右足のふくらはぎにビリっと電気が走ったような感覚がありました。やばい、攣りそう。去年もこの林道で脚が攣ってスピードが出せず、ギリギリ9時間を切れなかった苦い思い出が蘇ります。走りながら塩熱サプリを取り出して2粒流し込むと、一度は痙攣が落ち着きました。

行ける行ける行ける。キロ4分台のペースで突っ走り、得意な林道の下りでラストスパートをかけました。しばらく走っているとまた痙攣が始まり、また塩熱サプリを取り出して食べての繰り返し。気がつくと塩熱サプリも残りが1粒に。保険のために残った1粒を大事にしまい。後は祈るように走り続けました。

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そうして迎えた最後の登り。林道を飛ばしたせいで息はあがり、脚もふくらはぎだけでなく脛や腿など色んな所が攣りかかった状態ですが、気合で突っ込んでいきます。あと2km。あと30分。前へ前へ。絞りきった雑巾から最後の1滴を絞り出すように脚を踏ん張って登っていきます。

参道に出る手前の急登に最勝寺さんがいて、写真を撮りながら「早いね」と声をかけてくれました。最終ランナーとして背中を押してもらった第1回から2年、確かに早くなりました。そしてレース中に、こうして色んな所で色んな人に声をかけてもらえるようになりました。去年ここで撮ってもらった写真はものすごいしかめっ面でしたが、今年は笑顔でした。

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最後の1km。今年は感慨に浸ったり感動したりする余裕もなく、もう必死。最後の1kmで全部出し切って空っぽになってゴールしたい。そう思ってペースを上げます。舗装路に入って、傾斜が更にきつくなり、壁のような登りを超えて延暦寺会館の前へ。やっと登りきった。やりきった。後はゴールするだけだと思ったところに、去年の信越を一緒に走った平井さんがいました。「走れ!」今年は平井さんの声に押されてゴールへ駆け込みました。

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8時間25分21秒。目標達成です。そして、持てる力の全てを出し切りました。ゴール地点には近藤さんといちごちゃんがいて、やりました!と喜びの声をかけたその瞬間、脚が攣ってその場に倒れ込みました。最初に左足の土踏まずが、その後に右脚のふくらはぎが逝ってしまいました。スタッフの方に伸ばしてもらい、しばらくゴール地点で醜態を晒し続けてしましました。

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あと少し攣るのが早かったら、目標タイムには届かなかったかもしれません。ギリギリでした。でもそんなギリギリのレースが出来たことが、本当に嬉しかったです。

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タイム振り返り

こうして実際のタイムと、想定していた目標ペースや去年のタイムと比較してみると、前半はほとんど去年と変わらないペースで、後半頑張れたということがわかります。特に滝寺を過ぎてからの残り15kmくらい。今年は全てを出し切るということがテーマで、最後に攻めに出ることができました。

ポイント 今年のタイム 目標ペース 去年のタイム
スタート 0km 0:00 0:00 0分 0:00 0分
(東山63番 7km) 0:50 0:50 0分 0:55 -5分
A1ロテルド比叡 10km 1:40 1:30 +10分 1:35 -5分
(日吉東照宮 16km) 2:24 2:15 +9分 2:25 -1分
A2根本中堂 19km 3:16 3:10 +6分 3:20 -4分
W1せりあい地蔵 26km 4:30 4:20 +10分 4:45 -14分
(仰木峠 30km) 5:18 5:10 +8分 5:35 -17分
W2滝寺 33km 5:54 5:40 +14分 6:16 -22分
A3仰木 37km 6:35 6:30 +5分 7:05 -30分
(元三大師道入口 41km) 6:56 7:00 +4分 7:30 -34分
A4横川中堂 45km 7:39 7:40 -1分 8:10 -31分
ゴール 50km 8:25 8:30 -5分 9:04 -39分

そしてやっぱり、サブ8.5という目標設定が絶妙でした。ギリギリの目標タイムがあったから、最後に何とか達成しようとして力を出し切ることができたのだと思います。そんな目標タイムを設定できたのも、これが毎年走っているレースで、日々の練習で走っているコースだからだと思います。本当に有り難いことです。

憧れ

今年は自分のレースが終わってから、ずっとゴール地点で他のランナーのゴールを見つめていました。今年から新設された50マイルのコース。自分がギリギリ走りきれたコースの後半部分をもう1週するのに、制限時間があんまり変わらないというありえない難易度のコースです。その出場者が皆、本当にかっこ良かった。自分もいつか、あんな風になりたいと強く思いました。西さんは残念ながら70km地点で関門にひっかかったそうですが、根本中堂に帰ってきた西さんは輝いて見えました。

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西さんも近藤さんも、めちゃくちゃ早い。自分の叩き出した渾身のタイムよりも1時間以上も早く走りきるんです。いつか自分もこんな風になりたい。でも今は、自分のペースで少しづつ進みます。

まずは来月の100マイルへ。その後のことは、また来月考えます。